競技用ライフルは、標的射撃専用の小銃で、命中精度を最大限に重視している。またルールの範囲内でパームレストやスリング、バランスウェイトなど特別な装置や調整機能を持つため特異な形態を持つ物が多い。一部種目を除き連射の必要が無いためボルトアクション方式で装弾数は一発の物が主流である。メーカーはアンシュッツ、グリュンネル、ターナー等が有名である。
オリンピックの射撃競技では射程の長さよりも集弾に重きが置かれている。規定の射距離は10m(エアライフル)、50m(スモールボアライフル)と短めながら40?120発ほどの射撃のほぼ100%が中心に当たる。百発百中は当然で、的の中心を何回外したかと言う高度なレベルでの争いになっている。ちなみにライフル射撃では種目によって伏射、膝射、立射、三種の複合がある。
また、移動標的をライフルで撃つランニングターゲットや、点数ではなく純粋に集弾性のみを競うベンチレスト競技なども行われている。
狩猟用ライフル
狩猟用ライフルは、主に狩猟射撃に用いる小銃で、狩猟対象に応じて様々な種類の銃や口径、実包(弾薬)がある。実包はウサギなどの小型動物を必要以上に傷つけない小口径で殺傷力が低いものから(.22LRなど)、シカやクマなどの大型獣を仕留める大口径で殺傷力が高いもの(.30Car、.308Winなど)、ゾウなど超大型獣用の極めて大きな破壊力と遠射性を備えた特殊なもの(.300WinMag、.338LapuaMagなど)まで多彩である。
国内では鳥獣保護法により口径5.9mm以下のライフル銃を狩猟に使用する事は禁じられているため、オリジナルが.223レミントン(5.6ミリ)であるライフルは狩猟用途の場合は口径を6mm以上に改造して所持されている(競技用としては5.6ミリの物まで所持可能。当然.22LR実包を使用するライフルも競技用としてのみ所持可能)。
銃はボルトアクション式や半自動式のものが数多く商品化されている。また鳥や小動物猟用に圧縮空気やガスにより弾丸を発射する空気銃(エアライフル、ガスライフル)という銃もある。これらの狩猟用ライフルは一般人の所持を前提としているため、治安上の問題から多くの国では全自動式の所持は規制されており、装填弾数も制限されている場合がほとんどである。
狩猟用といっても一般人がスポーツとして楽しむ場合がほとんどであるため、標的射撃と兼用で使えるものや趣味性の高い銃も少なくなく、アサルトライフルから全自動機能を取り除いた「スポーター」と呼ばれる民間版(M16→AR15、G3→HK91、AUG→SPPなど)の小銃もある。
日本の銃刀法では狩猟射撃用、標的射撃用ライフルを双方とも猟銃と定めている。ただし前述したようにそれぞれ所持に必要な要件は異なる。
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